2010年10月26日火曜日

ローカリゼーションマップ研究会 勉強会[10月、11月]

コラム『「ローカリゼーションマップ」:日経ビジネスオンライン』の連載に至るきっかけともなっている勉強会が、10月、11月と続いて開催されます。今回も(社)日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)東日本ブロック内の「デザインプロセス委員会」での開催となります。Tokyo Designer's Weekの期間と重なり、デザイナーにとっては師走より忙しいこの時期ではありますが、ご興味のある方は「参加希望メール」を「ここをクリック」してメールしてください。
(注意:25日の時点で、28日の方は定員に達しておりますので締切らせていただきます。4日の方はまだ申込み可能です)

■10月28日(木)18:30-20:15「アメリカで寿司を食べる人はカップ麺を食べる?」
世界で寿司はブームではなく定着をはじめたといわれます。もちろん国によって違い、あるところでは定着し、あるところはブームになる兆候がみられるということだと思います。しかも、それは日本人の舌に満足する寿司が必ずしも基準になっていません。だが、そこに大きなマーケットが広がっているのも事実です。東京のイタリアンが日本人向けにローカライズされているように、海外で外国人が食べる和食も寿司を筆頭に日本とは違ったものになっています。メキシコではカップ麺に辛みをつけて食べるといいます。
今回は海外における日本食の受容をテーマとし、食評論家の横川潤さんにお話いただきます。日本食が海外で浸透するにいたった過去の流れをおさえながら、現在、どのようなカタチで、どのような層に、どのような日本食が受け入られているのか。これらを具体的な事例に沿いながら、食の受容が意味することについて考えていきます。
参加定員数:20名
参加費:1500円(20:30以降の懇親会参加費を含む)
講師:横川潤 1962年長野県諏訪市生まれ。すかいらーく創業者・端を父に持ち、飲食店を庭として育つ。慶大大学院村田昭治門下でマーケティングを修め、NY大でMBAを取得。1994年『レストランで覗いたニューヨーク万華鏡』柴田書店)でデビュー。以後『美味しくって、ブラボーッ!』(新潮社)『東京イタリアン誘惑50店』(講談社)など多数の著書を上梓。アメリカの食ガイド『ザガット』を翻訳してわが国に初めて紹介。『ルイ・ヴィトンシティガイド東京2009』レストラン部門を執筆。『FRaU』『週刊現代』『FLASH!』等々の連載を抱えて今日に至る。(株)ローソン等の顧問を歴任。海外日本食レストラン普及振興機構(JRO)委員。近著は『恐慌下におけるA級の店選び究極の法則』(講談社+α新書)現在、文教大国際学部国際観光学科准教授(フードサービス・マーケティング論)。
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■11月4日(木)18:30-20:15「スウェーデンの歯ブラシから世界がみえる」
歯ブラシは、箸やスプーンと同じく毎日の生活に馴染んだ道具です。一日2回歯を磨く人が5歳から80歳まで歯を磨くと、トータルでは54750回歯磨きをします。一ヶ月に1本歯ブラシを取り替えると、912.本必要となります。ただ、箸やスプーンと違い、デザインにより目的達成度にかなりの差異がでるのではないかと思われる道具です。ですから、膨大な種類の歯ブラシを前に懸命に研究を重ねる人が多数いる一方、呆然として立ち尽くし「まあ、どうでもいいや」と何も考えずに逃避的に選ぶか、それなりにはっきり分かれやすい道具ではないかとも思います。
今回は、この歯ブラシをテーマにします。80歳以上の自分の歯の平均本数が、日本と比べて三倍以上といわれる予防歯科先進国のスウェーデンにおいて、前述した二つの態度が日本と比較してどうなのか?それが歯ブラシの形状やサイズとどう関連してくるのか?歯ブラシを取り囲む文化コンテクストをスウェーデンで歯科を勉強された田北行宏さんにお話いただきます。
参加定員数:20名
参加費:1500円(20:30以降の懇親会参加費を含む)
講師:田北行宏 1982年 東海大学海洋学部入学 1984年よりカリフォルニア州メサカレッジで生物学専攻 1991年 日本大学松戸歯学部入学 1997年同校卒業 1997年 日本歯学センター勤務 2000年 青山、田北歯科医院開業 2005年 スウェーデンNAL総合病院口腔外科に留学現在、日本歯学センター勤務
[参考画像:7月31日開催の勉強会の様子]

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