2010年11月9日火曜日

Real Dive 〜局所から大局を目指して〜

あと数年で、設立から60年を迎え、私も正会員になっている「社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)東日本ブロック」では、今週末の日曜日に、専門学校 東洋美術学校さんを会場に、インダストリアルデザイナーやプロダクトデザイナーのための会合を行います。そのタイトルが『Real Dive』です。この会議は【2010 JIDA 全国大会】の一環として東エリアで開催されるものです。

JIDAの会員の皆さんはもちろんですが、同じ職種についていおられるデザイナーの皆さん、会員でない方も大歓迎です。日本の社会の中ではまだまだ認知が低い「インダストリアルデザイナー」「プロダクトデザイナー」という職能とその将来について語りませんか?。進行は、小規模のテーマを設定したグループ・セッション単位で行われます。興味のあるセッションにご参加いただき、19時からの懇親会で交流しましょう!。

ちなみに、私(ナカバヤシ)は、東日本ブロック副ブロック長という立場から、この会議の企画サポートをしていたのですが、セッションのファシリテーターも努めることになりました。テーマは「異文化市場をデザインから理解する」。日経ビジネスオンライン誌上にて連載をコラボしている、「ヨーロッパの目 日本の目」の著者である安西洋之さんも、現在訪日中なので参加してくださいます。詳細と申込に付いては下記のリンク先でご確認ください。

 


2010デザイン会議/東エリア開催のご案内
Real Dive 〜局所から大局を目指して〜

◉開催概要:
□ 日時 : 2010年11月14日 13:30〜17:30
□ 場所 : 専門学校 東洋美術学校 C棟 東京都新宿区富久町2-6
TEL : 03-3359-7421 MAP = http://www.to-bi.ac.jp/access/
□ 協力 : 専門学校 東洋美術学校
□ 会議参加費 : 会員、一般 = ¥1,500円、会友・一般学生 = ¥500円
□ 懇親会参加費 : 会員、一般 = ¥1,000円、会友・一般学生 = ¥500円

□ グループセッション・テーマ (括弧内はファシリテーター名 敬称略)
・新光源でかわるモノと暮らし(石田聖次 他)
・デザイナーとその権利(堀越敏晴 他)
・異文化市場をデザインから理解する(中林鉄太郎 他)
・次世代モバイル端末とインターフェース(佐藤敏明/山崎和彦 他)
・これからのデザインビジネスの可能性(佐野 正 他)
・[テーマ・タイトル調整中](NOSIGNER 他)

◉Related Link : 2010デザイン会議/東エリア開催のご案内

2010年11月7日日曜日

TwitterクライアントはTweetMe!

iPhoneのTwitterクライアントは、長らくHootSuiteにしていたけれど、「TweetMeを使わないなんて…」とタイムラインに流れてきた情報から興味を惹かれ、さっそくダウンロード。HootSuiteは、公式アプリのような単機能型とは異なり、1つのアプリから、Facebookやfoursquareなど複数のソーシャルサービスに投稿できる高機能なもの。Web版を便利に使っていた感覚そのままにiPhoneでも使っていた。とはいえ、そこは15.4インチのMacBookの画面ではない。ノートPCの使い勝手からすれば劣るのは否めないと感じていたのは正直なところ。
では、「TweetMe」はどうか。パッと見のインターフェースはシンプルな印象。ところが、スビードコントロールが設定できる自動スクロール機能から、種類を選べるリプライやRT、よく見るリストへの横すらいどへの切り替え、Mentionsのボタンを1度タップすると、そのボタンがDMボタンになるという省スペースのインターフェースなど、iPhoneでのツイートというオケージョンに呼応するベネフィット。これなら、タイムラインにそう流れてきても不思議じゃない。iPhoneホーム画面のHootSuiteに位置にとって変わってしまった。


画面がの右端の縦に連なるボーダーが、未読ツイートや自動スクロールをコントロールするバーになっている。



新規ツイートの画面も使い勝手がいい。上段ツールバーの左から2番目は、書いてる最中でも、元のツイートに目を通すことができるようにも新規ツイート画面を畳んでおけるようにするボタン。通信状態が悪くツイートできなかった時は、ドラフトに保存されるが、その呼び出しは中段ツールバーの一番左のアイコンをタップするとことで、それらの一覧が表示される。いくつかのクライアントを試した経験のある人であれば、直ぐに便利に使えるツールだ。

-- 今回のエントリーも、iPhoneアプリのBlogPressからの送信

2010年11月1日月曜日

【告知】OZONEでセミナーを開催します:異文化市場をデザインから理解する

西新宿のリビングデザインセンターOZONE 8階セミナールームにて、2010年11月18日(木曜日)にセミナーを開催することになりました。テーマは『異文化市場をデザインから理解する 〜ローカリゼーションマップへの試み〜』です。これは日経ビジネスオンラインにて、先月から連載がスタートしたコラム「ローカリゼーション」関連セミナーです。具体的な画像等の事例を踏まえながら、デザインにおけるローカリゼーション視点、言い換えると異文化市場の理解を、コラムでもコラボしている安西洋之さん(@anzaih)さんと共に試みます。
写真素材 PIXTA
(c) QUALIA studio写真素材 PIXTA


ハリウッドの映画や、海外の風刺漫画などで登場する「ニッポン」に違和感を感じた…そういう経験は少なくないはず。最近は少なくなりましたが、以前などは「Japan」というシーン、「Japanese」というキャラクターや配役、そういう文脈に登場する動作や、セットなどが、どれを見ても中国、韓国、日本、場合によってはアジアンテイストまでもがブレンドされたような描写でした。日本で暮らしている我々からすると「何たる不勉強!」と感じてしましますが、当時の彼らのマインドに浮上する日本は太平洋を越え、日付変更線も越え、ハワイの先のFar Eastという遠い位置付け。彼らの日常からはとても距離があった訳です。

ちょと視点を逆にしてみます。我々は海外の国や地域のそれぞれの文化をどれだけ知ってるのでしょうか?。実はあまり知らないのです。そこで暮らす人達の生活や文化について100%理解したり共感することは本来不可能ですし、その必要も無いのですが、デザインしたモノやサービスが海を超えた先で暮らすさまざまな人達の生活を潤すものにしたいのであれば、彼らの文化を納得できなくとも理解する…というスタンスは取り入れるべき視点です。そういう問題意識からスタートした「ローカリゼーションマップ研究会」のセミナーです。ご興味とお時間がある方は、安西さんブログ『地図を描いたイタリア人』を一読の上、是非ご参加ください!。申込は下記ページから。

異文化市場をデザインから理解する ::: Living Design Center OZONE
◉ 連載コラム :: 「ローカリゼーションマップ」:日経ビジネスオンライン